こんにちは、こんばんは。今日もお疲れ様です。
さて、府中市滞在記にはシーズン2があります!
というのは、約1年後の2023年12月にもご縁あって行ってきたのです!!
2度目と言う事もあり皆からは「おかえり~」と声をかけて頂き嬉しかったですね。
ちゃんと皆覚えててくれてたんだ~。と。
あと1回目よりお仕事もお休みも充実してて更に濃い期間になったなぁと感じています。
お仕事は同じく竹内農園さんでの農業です。
ただ、今回は11月末~12月中旬の期間だったので、とても幅広くお仕事させて頂きました。
させてもらったお仕事をざーっと書き出してみると、
- 白菜の漬物の仕込み
- 漬物の梱包、出荷準備
- 玉ねぎ苗の収穫
- 諸田ごんぼう(ごぼう)の収穫
- 大根畑の草引き
などなど!
特に今回個人的に大きな体験になったのは諸田ごんぼうの収穫ですね。
諸田ごんぼうとは、独特の粘りと赤土で育った、太くて香りがよく、柔らかいのが特徴。この土地のブランドごぼうだそうです。
実際採れたてを食べてみましたが、柔らかくてめちゃくちゃ香り良くて美味でした。
この年は植える土地を変えたのもあり、細身だったらしいですが初見の私からしたら十分な太さと大きさのごぼうばかりでした。
(連作障害が起きる為か、2年ごとで育てる土地を変えてるそうです)
びっくりしたのは、収穫の仕方です。
スコップで掘るのかと思いきや、重機で掘り起こすんです。
しかも、ごぼうを掘り起こす為に作られた重機だそう。
この黄色い子が大活躍でした。
長いごぼうは1mほどにもなり、掘り起こした穴も深くなっていきます。
掘り起こされていく土の上で作業だったので、足を踏み外してよろける事もしばしば(笑)
重機で土を掘り起こして、出てくるごぼうを「すぽっ」と引き抜きます。
(ぽきっと折れないようにネ)
収穫したごぼう達は袋に詰められ作業小屋に運ばれ、選別作業に入ります。
周りに付いたひげを取って、曲がっている部分はぽきっと折り、まっすぐなごぼうになったら、太さや長さごとに仕分けしていきます。
ごぼうとして商品にならない細い子や短い子は漬物に生まれ変わります。
味噌漬けにしていて、府中市特産の府中味噌を使っているそうです。お漬物あまり得意ではないのですが、この味噌漬けは結構好きです。
morosyoku.thebase.in
www.fuchu-miso.jp
次は白菜のお漬物の仕込みです!
おっきい白菜をひたすら半分に切っていき、ひたすらに樽に入れて漬物石を置いていく。
全部していくとこうなる。この状態にするまでに2~3日。あとは塩と石の重みと、時間で漬物にしていきます。
↓5日後ここまでぺしゃんこに。
↓水分が出て小屋は水浸しです。
そして自家製の唐辛子を入れて漬け込むとやっとこさ古漬けになります。
↑梱包作業もお手伝いさせて頂きました☺️
お仕事を見て思ったのは、凄い重労働。
白菜も重いし漬物石も重いし、漬けてからも白菜が沈んでいって、石が傾いてくるので置く位置を調整したり。石も1つ10kgあるので本当に腰がやられるかと思いました。
それを私より2回りも上の従業員さんは飄々と持ち上げて石の位置を調節。素晴らしい体力。
凄い手間暇かかってますよねぇ。と話すと、
「手間暇はかかるけど野菜は単価が安いし、日持ちもしない。それを解決したのがこの漬物。府中味噌も使うことができているしお客さんも定着してきた。」
と仰っていました。確かに漬物は300~400円。野菜としてみるなら普通つかない値段。手間暇がかかると値段が上乗せされても届く人には届く。
地元の味噌も使っていることもあり、今後も是非作る続けてほしい。消費者もそういった背景や思いを知ってから買う事を選ぶ人が増えてほしいと思いました。
私も竹内さんとは今後もいろんな形で繋がり続けたいし、応援し続けたい。
竹内さんとこの農作ロスを買い取って飲食店とかで提供できればなぁとか。
そして大根畑です!
今年は大根が不作だったらしく、植えるのは2回目だそう。
雑草がたくさん生えてくるのでそれをひたすら引いていきます。
まだまだ細いけど大きくなったかな。
玉ねぎの苗も植えました。皆大きくなったかなぁ。
農業の醍醐味は太陽と一緒に仕事ができることだとつくづく思います。
今回は収穫という大きな仕事から、草引きという裏方作業まで体験でき本当に濃い期間になりましたね。
第一次産業ってやっぱり素晴らしい。