旅日記

旅の記録とか。本とか自分。日本はまだまだ素敵で溢れてる

しないことリスト -NOT TO DO LIST-

 

 

 

こんにちは、こんばんは。今日もお疲れ様です。

 

今日は私が、日常的に本を読むようになったのと、はてなブログを始める原点になった一冊を紹介したいと思います。

 

この一冊が無ければ今の私は無いといっても過言ではない位大好きな一冊。それが

 

phaさんの「しないことリスト

 

です!

これが、ラクを極めた人のゆるく生きる「キーワード」だ!

「行けたら行く」という自由 / 「俺はもうダメだ」という儀式 /
損切りとつまみ食い / 丹田を意識する /
義務教育を終えたら余生 / 「完璧」のパラドックス … ect.

 

 

ネットワークビジネスをしていたことがありました。アップライン(会社でいう上司みたいな人)にコーチングしてもらい、2カ月位やった事のない事をひたすらしつづけ、結果もゴールも見えず心のズレを感じ始めて疲弊しかけてきた時に、ふらっと立ち寄った本屋さんでたーーまたま目に入ったのがこの本のタイトルでした。

 

見開き2ページ目で吸い込まれて

f:id:momo-333:20240310231006j:image

「おもろい」と思う反面「いや、私疲れ切りすぎやろ」と心の中で自嘲していました(笑)

それでもあまりに読みやすかったので、買ってみました。挿絵もシュールで可愛かったし。それが始まりです。

f:id:momo-333:20240310231530j:image

ネットワークの世界とは正反対の言葉ばかりだったので当時罪悪感は多少ありましたが、今では違う生き方を楽しめているので、あの時の自分の判断を褒めたいですネ。

 

 

「~するべき」という社会の風潮から静かに、柔らかく抜け出すためのヒントが書いてあります。

 

いわゆる「しなきゃいけないこと」の99%は「本当は別にしなくてもいいこと」だ。この本は、世間で「しなきゃいけない」とされていることを一つ一つ検討していって、「あれもこれも別にしなくてもいいんだ。人生ってもっと幅があるものなんだ」と、少し力を抜いてラクに生きていけるようにするために書いた。

 

なぜ、こんなに「しなきゃいけないこと」に追われるのだろうか?

その理由の一つは「情報が多すぎるから」

そして、もう一つの理由は、「そのほうが儲かるから」だ。

 

 

最近の世の中は利便性や効率性ばかり研ぎ澄まされていって、またその空いた時間にあれもこれもという足し算の流れが目立つ気がします。

 

自分も無意識にそんな流れの中に意志なく浮遊していたと思います。

でもこの本を読んで、「逆なんだ。引き算なのかもしれない」と思いました。

 

「なぜしないといけないのかが、自分でよくわからないことは、もうやめよう。まわりに理解されなくても、自分で実感の持てることや、自分のしたいことだけをやっていこう」

 

 

読めば読むほど当時熱心に頑張っていることの方向性が逆だと浸透していきました。

 

 

自分の頭で「それは本当に必要なのか」と一つ一つ考えていくしかない。評価基準を自分の外に置いている限り、他人に焦らされるのは避けられないからだ。

1.他人や世間の評価で行動を決めるのではなく、自分なりの基準を持つこと

2.他人や世間のペースに無理についていこうとせず、自分のペースを把握すること

 

いやぁ。参りましたって感じでカチッと自分の中にはまった感覚を覚えています。

 

 

特に順番など気にせず、気になったところから読んでもらえればいい。

この一文を読んで「あ、本って最初から読まなくてもいいんだ」って衝撃的でした。

それでも当時は何が気になるところか分からなかったので、最初から読みましたが(笑)

 

 

お気に入りの所を何か所か引用させてもらいましたが、

全て目次にいくまでの冒頭の文章です。

 

 

全36項目ありどの項目も5ページほどで区切られていてサクサク読めます。

 

この本を読んで個人的な変化としては、

  • 自分のペースを乱されないための方法が分かった。
  • 寒さと空腹にならないよう気を付けるようになった(LIST27.絶望しない)
  • リスケした時に落ち込まなくなった(LIST23.予定を守らない
  • 過程を楽しむことができるようになった、「今」の時間を犠牲にしなくなった(LIST29.何かのためにしない)
  • 本を楽しんで読めるようになった。あとがきから読むようになった(LIST30.最後まで我慢しない)

 

とかまぁ色々あるけど何度読んでも吸収するところは多いです。

何回読んでも発見はあるし、それはどの本にも言えることであって、その楽しさを見つけられて良かったです。

 

今でも、「最近なんか行き詰ってるなーつまらんなー」とか思うと適当にペラペラめくって読んだりします。

あと遠方に行く時には大体持っていきます。お守りみたいな感じで(笑)

 

 

本文中に「はてなブログ」の事が紹介されていて、自分の体験の記録としてやってみようかなーと思ったのがこのブログを始めるきっかけでした。

 

色々な事が書いてありますが、作者のphaさん自身もエリートな大学を卒業後サラリーマンとして就職するも違和感を感じ3年ほどで会社を辞め、本書であるように自由で自分らしい生活を楽しんでいらっしゃるようです。なによりの説得力と人間味と親近感があり、読みやすさの一つでしたね。

 

 

つらつらつらと語りすぎてしまった。

でもそれくらい私の中枢にある一冊なんです。って言う自己満でした。ご容赦ください。

f:id:momo-333:20240310231617j:image